ビットコインのマイニングとは?仕組みや報酬の決まり方

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ビットコインマイニング

ビットコインには円やドルと違って、権限を持った管理者が存在しません。

管理者がいないのになぜ秩序が保たれているかというと、全ての取引データが公に公開されているためです。

ブロックチェーンという帳簿のようなものに、誕生から現在に至るまでの全取引が記録されているのです。

そしてビットコインの取引は、他のユーザーに承認されて初めて完了します。例えば誰かにビットコインを送金したとしても、承認されなければ未完のままなのです。

この承認する作業をマイニングといい、承認する人達をマイナーといいます。

今回はビットコインのマイニングとは何か?そしてその報酬について説明したいと思います。

ビットコインはマイニングによって成り立っている

採掘

日本では、紙幣や硬貨を偽造して使うことはできませんよね。

これは国という力を持った管理者がしっかり「円」という存在を管理しているからです。

もしも誰も管理していなかったら、偽札が出回りまくって通貨の意味を成さなくなります。

で、ビットコインは冒頭で述べた通り、絶対的な権力を持った管理者が存在しません。

マイニングを行うマイナーがいなければ、ビットコインも通貨の意味を成さなくなります。

承認するってどういうこと?

ビットコインでは、誰から誰にいくらビットコインが取引されたかが誰でもネット上で閲覧できます。(名前や住所などの個人情報はもちろん分かりません)

これがビットコインの透明性を担保し、信頼され普及につながっているわけです。

この取引が正しいのかどうか、怪しいところがないかをビットコイン参加者がチェックするのです。

ですから不正な取引は成立しません。

実際には1件1件の取引を都度承認していくわけではなく、未承認の取引を10分間隔でまとめて1つのブロックとし、一括承認という形をとっています。

ちなみに取引履歴をかっこよく言うと「トランザクション」といいます。

かっこいいので以降「トランザクション」と表記します。

マイニングってどういうことをするの?

全ての取引データは、ハッシュ関数という特殊な関数によって、不規則な64桁の英数字に置き換えることができます。

この英数字はハッシュ値と呼ばれますが、どんな大きなサイズのデータでも桁数を変えずに置き換えることができるのが特徴です。

ビットコインは、数百~数千のトランザクションを1つのブロックとして、過去全ての履歴(ブロック)が1本のチェーンで繋がっています。

未承認の取引は、過去のブロックと辻褄が合っていなければなりません。

辻褄が合って初めて新規ブロックとして追加されます。この辻褄合わせがマイニングです。

具体的に言うと、

  • 1個前のブロックのハッシュ値と未承認のブロックのハッシュ値と任意の文字列(ノンス値)を組み合わせて、新たなハッシュ値に置き換えます。
  • この新たなハッシュ値の最初の16桁が全部0になるような任意の文字列(ノンス値)を探す

この作業がマイニングです。

一体どんな確率になるのか想像もつきません。

しかも10分ごとに未承認のブロックが登場するので、10分以内に任意の文字列を発見しなければなりません。

マイニングはよくレースに例えられる

マイニングを行っているマイナーは世界中にいます。

なぜこんなわけの分からん承認作業を行うかというと、1番初めに任意の文字列(ノンス値)を発見した人に、新規のビットコインが付与されるからです。(これが市場に新規でビットコインが出回る瞬間でもあります)

それだけではありません。ブロックで発生した送金手数料の一部ももらえます。

2017年12月時点で、新規のビットコインの12.5BTCと手数料が貰えるわけです。

1BTC=200万円とすれば、わずか10分で2500万円以上の収入ですから、すごい魅力的ですよね。

報酬は誰が支払う?
ビットコインのシステムが1番初めに承認作業をしたマイナーに渡す仕組みになっています。 どのブロックも1番初めのトランザクションは、新規発行されたビットコインの移動が表示されています。

こういった報酬の高さと、最初に鍵(ノンス値)を見つけた人だけが報酬を受け取れることから、マイニングは承認レースなどと呼ばれたりもします。

個人がマイニングで儲けることは可能か?

マイニングで儲ける

マイニングで儲けるためには、承認レースで1番になる必要があります。

いかに早く鍵を見つけるかの勝負です。

前述した通り、マイニングはハッシュ値の最初の16桁が全部0になるノンス値を見つけるものですが、特に規則性がないため片っ端から当てはめていくのが普通です。

10分で見つけなければ次のブロックが登場するので、処理能力の高いコンピュータが必要になってきます。

到底個人で用意できる代物ではありません。

マイナーと呼ばれる人たちは、組織だったり、コミュニティだったり、団体でチームを組んで参加しています。

個人でマイニングをするなら、こういったチームに所属して貢献度に応じた分け前をもらうのが一般的です。

4年に1度の半減期

マイニングによる報酬は4年に1度半分になります。

これもビットコインのシステムでそう決まっています。

ビットコイン登場時はマイナーに50BTCの報酬が支払われていました。

それが2012年に25BTC、2016年に12.5BTCと半減してきました。

2020年になると6.25BTCに半減します。

同じ作業をしているにもかかわらず、報酬が半減するわけですから割に合わない気もしますよね。

しかし、コンピュータのトランジスタ数は約2年に1度、倍になるムーアの法則という考え方があります。

つまりコンピュータの処理速度は2年毎に倍になるということです。

ただし処理速度が上がったからといって、10分かかる承認作業が5分で終わるものではありません。

マイニングの難易度は10分で解けるように常に微調整されています。

これもそういうシステムだと理解するしかないです。

半減期に価格は急騰する

半減期急騰

現時点でビットコインを、決済手段や送金手段というより投資手段として考えている人は決して少なくありません。

ビットコインの価値は買いたい人が売りたい人より多ければ上がっていきます。

マイナーがいなければビットコインは破綻します。

こういったこともあってか、ビットコインは半減期の年に急騰する性質があります。

2012年時のビットコイン参加者は数千人、2016年時は300万人と言われています。

当然、半減期の急騰を知っている人は買いたい心理が働きます。

しかも2020年の半減期は東京オリンピックの年です。世界中から人が集まります。

国もビットコインに関する法整備をしましたし、決済や送金手段としても身近になってくるでしょう。

今から少しづつビットコインを積み立てていくのも面白いかもしれませんね。