ドライバー職で稼ぐには「正社員」や「アルバイト」の他に「派遣ドライバー、運転手」として働くという選択肢もあります。
すでに派遣運転手の方はご存知かとも思いますが、今回は派遣運転手になるまえに知っておくべき3つのメリットと2つのデメリットについて紹介します。
目次
派遣運転手になる3つのメリット
わたしの思う派遣のメリットは3つあります。
- 拘束時間が短い
- 好きな勤務地や職種を選べる
- いろいろな会社を転々とする機会が多いため人脈が築きやすい
もう少し詳細を書いていきたいと思います。
拘束時間が短い
例えば運送会社が派遣会社に派遣の依頼をした場合、正社員を2人雇えるくらいの出費が生じます。
1時間3000円とか4000円とか。1日2万円~、月に50~60万円。それくらい派遣会社に支払っているはずです。拘束した時間分、時給換算にして支払うのが通常。
ですから、運送会社としてはあまり派遣社員を拘束したくないわけです。労働基準法うんぬんより、出費が痛いので、1日に13時間以上勤務できる派遣ドライバーはわたしは聞いたことがありません。
まあせいぜい拘束時間は8時間程度といったところではないでしょうか。
通常の正社員であれば倍くらい拘束時間が増えますので、これは1つのメリットです。
好きな職種や勤務地を選べる
ドライバー職のほとんどが運転手不足に悩んでいます。求人誌で募集してもなかなか人が集まらないのが現状ではないでしょうか。そんなわけで派遣会社に人を融通してもらう会社がかなり存在します。
派遣会社に登録してしまえば、「自宅から近い運送会社でトラック運転手がしたい」みたいな感じで勤務地や職種など自分好みの条件でドライバー職を探せます。
これも1つの派遣のメリットです。
いろいろな会社を転々とする機会が多いので人脈が築きやすい
また運送会社を例にしますが、運送会社で欲しい人材は正社員です。派遣社員ではありません。前述したように派遣社員1人を雇うたび、派遣会社に正社員2人分の賃金を支払っています。
求人広告や紹介などで正社員が入社した途端、派遣切りにあう可能性が高いです。
さすがに「明日から来なくていいから」とは言われないでしょうが、1~2週間程度引き継ぎをやって事実上のリストラという形になるでしょう。
ですから派遣社員のドライバー職というのは、一生同じ会社で働くことはほぼないはずです。ただ派遣会社と契約しているドライバー職の仕事ってたくさんあります。1社でリストラのような形になってもすぐに次のドライバー職は見つかります。
いろいろな会社を転々とする派遣は、人脈を築きやすいというメリットがあります。ほんとドライバーって十人十色で、仲良くなっておくといろいろなことを学べます。
派遣運転手になる2つのデメリット
これまでメリットを挙げてきましたが、当然デメリットも存在します。わたしの思うデメリットは以下の2つ。
- 拘束時間が短い
- 長く従事することが不可能
メリットがそのままデメリットになることも人によってはありえるということです。詳しく見ていきましょう。
拘束時間が短い
拘束時間が短いということは自由を謳歌でき十分なメリットですが、裏を返せば収入が少ないというデメリットがあります。
ドライバー職以外にも稼ぐ手段を構築している人にとっては問題ないですが、わたしの知り合いにはなかなかいません。
独身なら週5、6勤務で食ってはいけますが、家族持ちには1社のみの派遣では厳しいものがあるのではないでしょうか。
長く従事することが不可能
メリットでも書きましたが、どこの会社も安く使える正社員を望んでいます。いろいろな会社を転々とするメリットはありますが、裏を返せばこれがデメリットになることも人によってはあります。
「また最初から人間関係を築いていかなければならない。」
「新たに覚えることがたくさんある。」
転職にはこういった悩みはつきものです。1社でずっと従事できればこの悩みは解消されますが、派遣ではなかなか難しいところ。
ドライバー職は人手不足。募集してもなかなか正社員は集まらない
わたしは運送会社に勤務しています。無名の中小企業です。うちの会社でも派遣社員がいて、長い人だと2年近く働いている人もいます。
「正社員の応募があれば、即採用するぜ」とか社長は言っていますが、応募なんぞまずないです。派遣社員の人に「うちで正社員にならないか?」と勧誘する始末。
それもそのはず、会社のホームページは作成していますが、まず人の目に触れることがないからです。「ドライバー職」とか、「稼げる運転手」みたいなキーワードで検索しても表示されるのは大手の求人サイトばかり。中小企業のホームページが表示されるのを見たことがありません。
普通に中小企業が人を募集しようと思ったら、求人広告にお金をかけて募集するのが一般的。でも中には「求人広告で募集してもどうせ応募がないから金の無駄」みたいに考える社長もいるはず。結局、従業員の誰かの紹介待ちみたいな形をとります。(うちの社長はこの考え)
もちろん大手の運送会社は別です。求人広告で日々募集しているのを見ます。ただ中小の場合、どうしても期間限定で、年中求人広告に掲載されていることはありません。
こういったことから中小企業の派遣社員は割と長く従事できる傾向にあるかと思います。
派遣社員+ネットビジネスで稼ぐ
わたし最近、派遣社員+ネットビジネスのコンボに強い憧れを抱いています。
拘束時間は毎日ほぼ固定。ほぼ定時に自宅にいるわけですから、副業で稼ぐ手段の構築に時間を割き放題なわけです。
特にアフィリエイトなんかは続けていれば誰でも稼げますので、定時に帰れるというのはすごく魅力的。正社員だと帰宅時間が不規則で続けることが億劫に思えるときがよくあります。
派遣社員のドライバー職の方は、ドライバー掛け持ちなんてことはせず自宅でできる副業に力を入れることをおすすめします。