異業種からの転職、あるいは新卒でトラック運転手になろうと考えている方は少なからずいるかと思います。
今回は運送業に従事することのメリット、デメリットについて語りたいと思います。大した内容ではないですが最後までお付き合い頂ければ幸いです。
目次
運送業に従事するメリット
まずはメリットからみておきましょう。
新卒者にとっては初任給が高い
異業種では大卒の初任給は手取りで20万円を下回るところも多い中、多くの運送会社では手取り20万円以上もらえます。研修期間中は若干割安に設定されているところもありますが、長くても3か月程度で研修期間は終わります。
異業種の新卒と比べても、トラック業界の給与水準は高い方です。(特に深夜帯のドライバーは当然給料も高いです)同年代に比べれば、すこ~しだけ贅沢ができます。調子こいて昼飯に2000円くらい使ってもいいくらいです。
給料面ではスタートラインで半歩リードといったところでしょうか。
異業種からの転職も容易
何らかの理由で会社を退職し、運送業に転職しようと思った場合でも転職が容易です。
というのもどこの運送会社も人手不足で(大手は知りませんが)求人誌ではよく運送会社の募集広告を見かけます。
酒の席で面接を取り仕切る社長に「面接の合否の基準は?」と聞いたところ
社長曰く「そんなもん免許持ってればOK」
みたいな会話をしたことがあります。人柄とか関係ないんかい!とツッコミたくなりますが、結構そういった会社は多いかと思います。
ただ免許は大型とは言いませんが、中型免許くらいは持っておいたほうがいいです。2017年2月11日からは準中型免許も取得できるので、最低限、準中型免許以上は欲しいところです。
1人の時間が長い
運転中や現場での荷下ろし中は基本的に1人の時間です。「1人の時間も重要だぜ」という人には、うってつけの仕事です。
過去に何度か見たことがあるのですが、ゴミ収集や書籍の集荷は2人1組で行う会社もあるようです。
またどこの会社もそうですが、研修期間中は先輩ドライバーが同乗します。
専用車のところもある
1人1台自分専用のトラックが与えられる運送会社もあります。配送は毎日自分専用のトラックで向かいます。法に触れない程度にカスタマイズすることもできます。
カーテンを付けたり、シフトノブを変えたり、メッキパーツを追加したりと、ちょっとした愛車をいじっている気分になります。
その他のメリット
- 車通勤OKのところが多い
朝の満員電車ともおさらばできます。電車嫌いの方には最高です。私も電車が嫌いで未だに乗るときは切符を買っています。
- 出勤時間も自分の都合で決められる
私の会社では既定の時間に荷物を届ければいいので、厳密に出勤時間は決まっていません。(他所の会社は分かりませんが)
運送業に従事するデメリット
メリットばかりではありません。当然デメリットもあります。
昇給なし
求人誌だと「賞与年2回」「昇給年1回」と必ず書いてあると思いますが、実際に昇給がある運送会社ってほぼありません。(私は聞いたことがありません。)
30代ドライバーも50代ドライバーも給料はほとんど一緒です。年功序列のような長く従事したから給料が年々上がっていく会社はそうはないでしょう。
つまり、若いうちはいいですが、年齢を重ねていく毎に異業種の同年代との格差が広がっていく恐れがあります。
転職の選択肢が限られてくる
ドライバー以外にもスキルがあれば話は別ですが、トラック1本で稼いできた人間は年を取るほど異業種への転職が難しくなります。面接時はスキルも経験もない、完全な人柄勝負になります。
私の会社では、過去にやめた人間の100%(実際に話をした人間や噂で聞いた話)が運送会社に再就職しています。長く従事するほど運送会社以外の選択肢が消えてしまいます。
ドライバー職自体が消える可能性も
近年のロボット技術の進歩がやばいです。自動運転が実装される日がいつかきます。
もうすぐ消える可能性のある職業にドライバー職がノミネートされるかもしれません。
人間に代わってロボットが働く時代を考えたら、ほとんどの職業が該当してキリがないですが、一応頭の片隅にでも入れておく必要はあるかもしれませんね。
拘束時間が長い
労働基準法では1日の拘束時間は13時間までと決められています。労使協定を結んだ場合は週に3回までだったか16時間拘束が可能(ちょっとうろ覚えです)
ひどい運送会社だと毎日13時間以上拘束されて、「運転日報は13時間でしめておけよ」と強要されます。(うちの会社がまさに・・・げふんげふん何でもありません)
まとめ
メリット、デメリットを書いてみましたが、運送業界に限らずどこの会社でも良い点悪い点はあると思います。メリットしかない会社、デメリットしかない会社なんて存在しないと思っています。
ただ1点、どんな職業にも言えるのは勤めている会社以外にも、収入源を作っておいたほうがいいということです。突然のリストラや病気や怪我などで収入が0になる可能性はどんな職業でも否定できません。
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