フルサービスのスタンドと違い、お客さんが勝手に給油してくれるセルフスタンド。
一般的にはセルフスタンドのほうが、フルサービスのスタンドよりも圧倒的に仕事量は少ないです。
今から10年以上前、わたしはセルフのスタンドでバイトをしていたことがあります。
今回はその仕事内容について語りたいと思います。楽と感じるかどうかは、人それぞれかな。
セルフスタンドでの仕事内容
一見すると無人のように思えるセルフスタンドですが、しっかりと従業員がいます。
どこのスタンドでもそうですが、必ず建屋が存在し、その中で仕事をしなければなりません。
ではどんな仕事をしているのか!?
それは、「ボタンを押す」 ただこれだけです。
セルフスタンドでの仕事は「ボタンを押す」。9割以上の業務がこの作業と言っても過言ではありません。
これだけでは意味不明ですよね。以下でもう少し補足していきたいと思います。
給油許可をするのが仕事
セルフスタンドで給油するときのことを思い浮かべてください。
計量機にお金を入れて、給油ノズルを車にセット。トリガーを引けば燃料がでる。
こう思っていませんか?
実は燃料はトリガーを引けば勝手に出るわけではなく、従業員が給油許可ボタンを押さなければ出ない仕様になっています。
つまり、「ボタンを押す」のが仕事というのは、給油許可をするのが仕事だったわけです。
なぜ給油許可が必要かと言うと、誤給油を防ぐためです。
ガソリン車に軽油を入れたり、ディーゼル車にガソリンを入れるのを防ぐためです。
誤給油を防ぐために監視するのが仕事
言い換えると、セルフスタンドではお客さんの車が、スタンド内に入ってから出るまでの間を監視するのが仕事です。
お客さんがいない間は、ぼ~っとしていればいいですが、スタンド内に車が入ってくるとブザーがなります。人が来たことの合図です。ここからが仕事です。
監視カメラから映し出されるモニターをしっかりチェックし、正しく給油しているかを見極めなければなりません。
場所にもよるのかもしれませんが、意外に深夜でもお客さんは来る印象です。
たまにあるイレギュラーな仕事
前述したような誤給油の例は結構あります。
ですので、クラウンに軽油を入れようとする人、ハイエースにハイオクを入れようとする人がいる場合は、建屋を出て説明する必要があります。
これはまだ通常の業務範囲です。
しかし中には、
「オイル交換してくれや」とか
「タイヤの空気圧みてくれや」
といった人もいます。
「そんなもんオートバックスでやってよ。」と思ってもやるしかないです。こういったお客さんはたまにいます。
※セルフスタンドによって車のメンテナンスはやらないところもあるかもしれません。一概には言えません。
必要な資格
危険物取扱者の乙4類が必須。
セルフスタンドを運営する場合は、常にこの所持者を1人は常駐させていなければなりません。
つまり乙4類を所持していなければ、必ず所持者と2人勤務になります。
まとめ
危険物の資格があれば、ほぼ1人勤務で、ただただボタンを押す作業。
なければ2人勤務。相方の性格により「仕事が楽しいかつまらないか」が左右されるかと思います。